Vol. 359
先日、母校の高校で「未来展望セミナー」を実施してきました。
今年で第3回目となるのですが、
高校1年生の生徒さん達に、毎年現役OBが母校を訪れ、
今後の職業選択の参考となるよう~未来展望に向けて~
これまでの来し方を語る、というプログラムです。
今年は、30代・40代・50代から1名ずつの講演と、
講師一人ひとりに分かれての分科会を実施しました。
まだ進路を決める前の段階の生徒さんたちにとり、
大いに刺激になったようで、とても嬉しく感じています。
このようなプログラムは、全国で広がりつつあるようです。
先日のテレビ東京の「カンブリア宮殿」で、
「理想の人材」スペシャルを放映していたのですが、
番組の最後の方で取り上げられていた
東京都杉並区の和田中学の試みを知ることに。
社会人ゲストが講師となって
生徒(現在は中学3年生中心)に
どのような仕事をしているか等を継続的に授業として
実施しているそうです。
http://www.wadachu.jp/yononaka/ontheweb/index.html
同中学の校長先生曰く、
大学生になると、企業に就職するという意識・志向が
強く働く生徒が多いので、
若い方が「本当にやりたい仕事」を考えるうえでよい、
とのこと。
実は、私も同感する一人です。
本当にやりたいことについて、
じっくり考えることはとても大切であり、
できれば、若いうち~進路が固まる前に~
様々な社会人の話を直接聴いてみる、
ということは非常によいのではないかと思うのです。
一方で、では大学生以上の方についてですが、
それまで、いろいろな社会人の声を聴く機会がなかったとしても、
それはそれで割り切り、
すぐにでも幅広く声を聴くということを始めてはどうでしょうか。
あせって、自分が本当になにをしたいのか
よくわからずに就職活動をしているのであれば、
そのほうが、とてもリスクが高いように思います。
また、一度社会人になった方でも、
常に、「ご自身の強みとは」「本当にやりたいこととは」
をしっかり見据え、
現在の勤務先でどう発揮するか、
または、どうしても転職を希望されるのであれば、
転職先では、どんなことで勝負できるのか、
考える際に、経験者にどんどんあってお話を聴くことを
お勧めします。
今日のキャリアに迷ったら効く一言:
本当にやりたい仕事を見つける、知るために
実際に経験している方の話を直接聴きに行こう!
早いに越したことはないけれど、
例えそうでなくとも、「聴きたい」と思う時こそ聴き時でもあります。