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一歩前へ踏み出そう!~佐藤恵子のキャリア応援ブログ~

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「殻の保護から翼の補強へ」は、かの「○○王」も語っていた!

Vol. 321

最近、EUの雇用政策が大きく変わり、
そのキャッチフレーズは

「殻の保護から翼の補強へ」

である、とキャリアカウンセリングの教本にも書かれているほどです。
ちなみに、「殻」とはシェルターのことで社会保障を差し、
これまでは、失業者への所得の保障といった「殻」の保護であったことに対し、
これからは、「飛び立とうとする人の翼」を補強することに重点をおき、
能力開発や、個人の意欲を高めることが
健全な就業率の引き上げにつながる、としているのです。

実は、100年程前、
「殻の保護から翼の補強へ」と意を同じくすることを、
「鉄鋼王」アンドリュー・カーネギーが行っていました!
カーネギー氏は巨万の富を得た後、
「自助の精神」を持った人を支援する行動を続けました。

57歳: ニューヨーク市にカーネギーホールを寄贈
68歳: 一般教育財団設立
71歳: カーネギー教育振興財団設立
76歳: 国際平和基金設立
78歳: カーネギー・メロン大学設立

などなど・・・・

氏は、このように述べたとされています。

「自己の将来に希望を持ち、勤労と勉学に励み、
貧しくても意欲があり、強く向上を望み、
努力を続ける人たちが、助けられる価値のある人たちなのである」

一方で、

「依頼心が強く、すべてを人に任せ、
自分の生活が成り立たないのは他人のせいだ、
とするような人たちを助けるべきでない」

と述べたとも・・・・

カーネギー氏こそ、スコットランド移民として
大変貧しい少年時代を過ごし
独学で電信技士となり、兄弟で協力しあいながら
カーネギ兄弟商会を設立し、鉄鋼会社を成功させた方。

氏は、富を運用する方法として
「存命中に自らの経験を活かして公共のために運用する」
ことをモットーとし、
「富を持って死ぬ者は不名誉」とまで語ったそうです。

「殻の保護から翼の補強へ」を語るには
最も説得力がある方といえるでしょう。

私ごとですが、留学先の部門の卒業式が
カーネギーホールで開催されたのですが、
こうしたカーネギー氏の意を後から知ることになり、
大変感慨深いものがあります・・・

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by casset | 2009-12-16 08:00 | キャリア
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