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一歩前へ踏み出そう!~佐藤恵子のキャリア応援ブログ~

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「社外取締役」の発想

Vol. 370

あなたの会社には、取締役会はありますか?
ある場合は、何人取締役がいらっしゃり、
うち、社外取締役は何名ですか?

今春3月の日経ビジネスの誌面上、
社外取締役の重要性を、HOYA代表執行役CEOの
鈴木洋氏が、次のように例えています。

(株主も従業員も10人の会社の場合)
「10人が同一人物であれば、全員が取締役でいい。
しかし例えば八百屋のオーナーであるご隠居さんが、
大工の熊さんに店を任せる。
本当に熊さんで大丈夫かというこで、お目付役をつける。
そのお目付役が、熊さんの友達や仲間で安心できますか。
要はそういうことではないでしょうか」

非常にシンプルに例えていらっしゃいますが、
実は、この考え方は個人が生きていく上でも
大切だと感じています。

「自分という会社の取締役会」
という発想を持ち、
客観的な視点を持ち、厳しさを持ち備える
「社外取締役」数名を配置することが望まれるのではないか、
と思うのです。

あなたの頭のなかで、
あなたを中心とし、その周りに
取締役が座っていることを想像してみましょう。

取締役は何人で、
それぞれ、どんな分野についての助言を求めますか?
その中で、信頼でき、且つ厳しいことを言ってくれる人は誰ですか?
あなたは、その人が厳しいことを言ってきた場合、
受け止めることはできますか?

天才でない限り、様々なインプットを外からもらい、
それを将来の展望や現在の状況を踏まえ、
最善の方策を取っていきたいもの。

そのためには、時には自分を別の視点で捉え、
ときには厳しいことも言ってくれる信頼できる人は重要ですね。
それを、誰に置くか・・・
そして、どんなアドバイスをいただいたとしても、
ご自身の責任で最終決定することが、大切です。

今日のキャリアに迷ったら聴く一言:

気がつくと、心地よさゆえに
自分に優しい人だけと付き合っていませんか?

あなたに、厳しいアドバイスをくれる人はいますか?
そして、あなたは誰に厳しいアドバイスができますか?

キャリアに迷った時、次の一手を考えあぐねた時など、
「大丈夫だよ」と同情、励ましてくれる人だけでなく、
ご自身にとり厳しいことを言ってくれる人も、実は重要です。

そんな意見も受け止めながら、
あなたの戦略をたてるのは、あなたご自身です。

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6月~7月の公開イベント情報をUPいたしました。
こちらから詳細・お申込み方法をご覧いただけます。
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by casset | 2010-05-31 00:16 | キャリア

あなたのストーリー、どんなストーリーですか?

Vol. 369

最近、「ナラティブ」というアプローチが
心理学、カウンセリング、キャリア・カウンセリング、
またマーケティングにもケーススタディに代わり
使われ始めています。

「ナラティブ」とは、「物語りの」とか「語る」といった意味ですが、
キャリア・カウンセリングでの「ナラティブ」では、
相談者(クライエント)が、自らのキャリアについて
例えば生い立ちから現在に至るまでを、
ご自身の言葉で語っていき、その中での気付きが
より得られるよう、様々な手法が取り入れられています。

新しいキャリア・カウンセリングの潮流として
「ナラティブ」のアプローチが話題になってきており、
ご経験のある方々のセミナーや、
6月末からはアメリカの本場で最新情報などから学びつつ、
最もお役にたてるような方法を私なりに研究・開発し、
ご提供できればと考えています。

この、「語る」ということ、
実は、私たちは日々の生活・仕事のなかで
常に、継続して行われています。
言葉に出していわずとも、ご自身のなかでも
自分に語りかけていたりもします。

起こったこと=事実について、
あなたがどう感じているか、が「語る」ことによって
整理され、気付きに繋がっていきます。
どのようにご自身で感じ取り、意味づけするのかが
最も重要といえます。

今後の仕事上のキャリアを考えている人、
仕事と家庭との両立に悩んでいる人、
仕事が一段落し、引退後の人生を考えている人、
などに、ぜひ自らについて「語って」感じていただければ
と思います。

なお、「語る」際、相手によって語る内容が変わってきますので、
注意が必要です。信頼できるカウンセラー、キャリア・カウンセラーに
聴いてもらうことをお勧めします。

今日のキャリアに迷ったら効く一言:

あなたのストーリー、どんなストーリーですか?
そして、続きはどんなストーリーですか?
語りながら、何を感じ、意味づけしますか?
それが、あなたの未来を左右します。

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by casset | 2010-05-24 14:45 | キャリア

あなたの人脈を図で表すと・・・

Vol. 368

今週は、セミナー、セッション、勉強会、キャリア・コンサルティング等々、
お陰様で様々なイベントが目白押しです。
お話をさせていただく側、受講させていただく側と様々ですが、
それぞれに、随分前から最近までのあるご縁をきっかけに
直接出席いただいたり、ご紹介いただいたりと
「人」の繋がりによるものが殆どです。
改めて、ひとつひとつのご縁に感謝です。

これに関連し、、、
昨日実施したイブニング・セッションでは、
人脈構築・人間関係についてを取り上げました。
今回も、大変意識高い参加者の方よりご出席いただきました。
感謝と共に、お役に立てればという気持ちでいっぱいです。

今回のセッションでは、ご自身の人脈マップを作ることについて
アドバイスさせていただきました。

著名人については、WEBなどで人脈マップが
書かれていることが多いですね。
翻って「あなた」についてはどうでしょうか?

実は、あなたの人生にとっては、
「あなた」を中心とした人脈が一生かけて形成されていくと言え、
今後のよりよい人脈構築のために、
次のステップをお勧めしています。

1.あなたを中心とした人脈について、図にして俯瞰してみる
2.今後のライフプラン/キャリア目標に照らし合わせて
  どこを強化したいのか(または、今足りないものは何か)を考える
3.強化したい人脈について、具体的な対策をたてる
4.実行する

なお、それぞれの過程での、具体的なコツなどについては、
セッションや個別のご相談などでお話しさせていだいています。

今日のキャリアに迷ったら効く一言:

あなたにとって、あなたが人生の主役であり、
あなたを中心とした人脈が、一生かけて形成されています。
現在の人脈を図に書き出してみることで、
あなたの現時点での立ち位置を客観視でき、
今後のキャリアプランニングに役立つことでしょう。

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by casset | 2010-05-20 14:43 | 自分を知る

どこまで未完成で終わるか ~奥村土牛の日本画にかける想いから~

Vol. 367

「101歳で天寿をまっとうする直前まで絵筆を持ち続けた」
日本画家、奥村土牛(1889-1990)の特別展を
広尾の山種美術館で観てきました。
http://www.yamatane-museum.or.jp/

「私はこれから死ぬまで、初心を忘れず、
拙くとも生きた絵が描きたい。
むずかしいことではあるが、それが念願であり、
生きがいだと思っている。芸術に完成はあり得ない。
要はどこまで大きく未完成で終わるかである。」
と、土牛は自著『牛のあゆみ』の中で語ったといいます。

最後の、「どこまで未完成で終わるか」については、
常に自分の限界に挑戦し、成長し続けることを貫くこと
に通じるかと思います。
これには、昨年、同美術館で観た特別展
速水御舟の志にも通じるものを感じるものが・・・

実際に土牛の日本画をまとめて鑑賞したのは
初めてだったのですが、
いくつかの絵に添えられたエピソードを読み、
大きく頷かされるものがありました。

エビソード1:
深い翡翠色の渦に躍動感を感じる「鳴門」の
作品が描かれたのは、
土牛が鳴門海峡を船で渡ったとき、
渦潮を観ながら「描きたい!」という強い欲求が湧きあがり
その直後、描き始めたといいます。

エピソード2:
ある人の家に、珍しい動物(アンゴラ兎か)が飼われていると聴き、
早速、スケッチさせてもらおうとその家を訪れ(おしかけ!?)
素晴らしい作品を描いています。

つまり、「描きたい」と思ったら「即行動」に移し、
制作に熱中する、といったことを
何度も何度も繰り返されているのです。

また、この言葉も衝撃的でした。

花鳥を「生き生きと描く」ことは大切なことですが、
「生き生きと描く」ことばかり考えて描くより、
その花鳥そのものをじっと見つめ、
心から捉えることが最も大切であることを述べています。
その方が、技術的には高くなくとも、
本当の意味で「生き生きとした」絵が描かれると・・・

「どこまで未完成で終わるか」
「自分の限界に挑戦し、成長し続けること」
を支えるベースになるヒントとしては、
土牛には以下の3点が常にあったからなのでは、と
思わずにはいられません。

・自分の気持ちに正直になる
・探究心+行動力
・ものを「こころ」で捉える

生涯かけて~画家として認められたのは30代後半で
遅咲きで絶筆は101歳~
絵に打ち込んだ奥村土牛から、
これらの大切さについて学ばせていただくことになりました。
絵そのものにも圧倒されますが、エピソードとともに
鑑賞することで、さらに偉大さを感じることに・・・


今日のキャリアに迷ったら効く一言:

偉大な画家・作家などの、生き方・作品・資料
(当時のメッセージや日記)に
あなたの長期的なキャリアのヒントを得られるチャンスが満載!

・あなたの好みのジャンルの偉大な人は誰ですか?
・その人の功績や人となりについて、何が特徴的ですか?
・その特徴を、あなたのキャリアにどう活かすことができるでしょう?

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by casset | 2010-05-11 22:45 | キャリア

人生を虹に捉える、ということ ~ライフ・キャリア・レインボー~

Vol. 366

お陰様で、キャリアセットが定期的に開催する
女性向け・少人数制の休日開催のティーブレイク・セッションに、
4月より平日夜間開催分としてイブニング・セッションが追加。
毎回、設定したトピックについて
意欲高いワーキング・ウーマンの方々と語り合っています。
これまでご参加いただきました皆様、ありがとうございます!
今年実施予定・実施済みのセッションの詳細はこちらからご覧いただけます:
http://casset.jp/IndiviSeminar.html

先日のセッション中のこと、
出席者の方へご提案したキャリアの捉え方のひとつに
ライフ・キャリア・レインボーという考え方があります。

これは、キャリア開発の分野で著名な
ドナルド・E・スーパー氏が打ち出した
キャリア上の2つの基準
・ライフステージ(キャリアの段階)
・ライフロール(キャリアの役割)
について、視覚的に虹(レインボー)に例えたもの。

a0118779_014638.gif

個々の人生について、
向かって左方向から右方向に
虹を描いていくようにとらえる、というものです。
虹の午前9時の位置が誕生で、
午後3時の位置で死を迎える、ということになります。
これが、いわゆるスーパー氏が唱える
ライフステージの変化の視覚化です。

次に、虹の様々な色について(色の数は規定されません)
ライフロールとして捉え、
例えば、私の場合ですと、生れた時から現在に至るまで
まずは、親の「娘」という役割からスタートし、
その後、「学生」、「市民」、「労働者」、「妻」などの
役割が出現し、その時々によって各役割の割合が
大小します。

以前、これを初めて知ったとき、
分析的に考えがちだった私にとり、
「虹に例える」ということの意義・有効性が
あまり感じられずにいたのが正直なところでした。
その時々の役割の割合について、
厳密さとしてはどうなのか、とも思ったこともありました。

が、しかし、、、、
このライフ・キャリア・レインボーについて、
「ご自身の人生の虹を描くと考えてみましょう」
とセッションで、何度も身振りも加えながら説明をしていくうちに、
自分の中での捉え方に変化がありました。

ライフ・キャリア・レインボーの
「一生を虹に捉える」ことについて、
参加者の方へお話しながら・・・私の中で、この考え方が
人生をポジティブに美しく捉え、長期的視野に立ち俯瞰でき、
視点を自分だけでなく係る人との繋がり(複数の役割)に広げ、
時間の経過を感じさせ、視覚イメージしやすく、且つ覚えやすい
「なんと素晴らしい例えなんだろう!」
と驚きと興奮を覚えました。

この考え方そのものの素晴らしさに加え、
普段取り組んでいることについて、
ある時に、すっと理解が深まったり、閃いたりするときの
喜びはいいものですね。
私の場合、セミナー等の準備を続けている最中、
「すっ」とまるで天から降りてきたかのように
説明を分かりやすく図式化したものや、
トピックの構成などの考えが沸き起こることがあります。
あなたの場合は、どんなときでしょうか?

今日のキャリアに迷ったら効く一言:

あなたの人生について、
ライフ・キャリア・レインボーの考え方に当てはめると
どんな虹を描くことになるでしょうか?
どんな色がいくつあり、どのように変化していく虹ですか?

そして、もうひとつ。

あなたが、
今熱中して考え続けているもの、研究しているものについて、
すぐに納得した解答・充実感が得られなくとも、
時間の経過や、あるきっかけで
理解が深まったり、閃いたりすることがあります。
熟成のための猶予をもつ、といったことも有効です。

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by casset | 2010-05-03 21:18 | キャリア・専門知識