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一歩前へ踏み出そう!~佐藤恵子のキャリア応援ブログ~

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人生を虹に捉える、ということ ~ライフ・キャリア・レインボー~

Vol. 366

お陰様で、キャリアセットが定期的に開催する
女性向け・少人数制の休日開催のティーブレイク・セッションに、
4月より平日夜間開催分としてイブニング・セッションが追加。
毎回、設定したトピックについて
意欲高いワーキング・ウーマンの方々と語り合っています。
これまでご参加いただきました皆様、ありがとうございます!
今年実施予定・実施済みのセッションの詳細はこちらからご覧いただけます:
http://casset.jp/IndiviSeminar.html

先日のセッション中のこと、
出席者の方へご提案したキャリアの捉え方のひとつに
ライフ・キャリア・レインボーという考え方があります。

これは、キャリア開発の分野で著名な
ドナルド・E・スーパー氏が打ち出した
キャリア上の2つの基準
・ライフステージ(キャリアの段階)
・ライフロール(キャリアの役割)
について、視覚的に虹(レインボー)に例えたもの。

人生を虹に捉える、ということ ~ライフ・キャリア・レインボー~_a0118779_014638.gif

個々の人生について、
向かって左方向から右方向に
虹を描いていくようにとらえる、というものです。
虹の午前9時の位置が誕生で、
午後3時の位置で死を迎える、ということになります。
これが、いわゆるスーパー氏が唱える
ライフステージの変化の視覚化です。

次に、虹の様々な色について(色の数は規定されません)
ライフロールとして捉え、
例えば、私の場合ですと、生れた時から現在に至るまで
まずは、親の「娘」という役割からスタートし、
その後、「学生」、「市民」、「労働者」、「妻」などの
役割が出現し、その時々によって各役割の割合が
大小します。

以前、これを初めて知ったとき、
分析的に考えがちだった私にとり、
「虹に例える」ということの意義・有効性が
あまり感じられずにいたのが正直なところでした。
その時々の役割の割合について、
厳密さとしてはどうなのか、とも思ったこともありました。

が、しかし、、、、
このライフ・キャリア・レインボーについて、
「ご自身の人生の虹を描くと考えてみましょう」
とセッションで、何度も身振りも加えながら説明をしていくうちに、
自分の中での捉え方に変化がありました。

ライフ・キャリア・レインボーの
「一生を虹に捉える」ことについて、
参加者の方へお話しながら・・・私の中で、この考え方が
人生をポジティブに美しく捉え、長期的視野に立ち俯瞰でき、
視点を自分だけでなく係る人との繋がり(複数の役割)に広げ、
時間の経過を感じさせ、視覚イメージしやすく、且つ覚えやすい
「なんと素晴らしい例えなんだろう!」
と驚きと興奮を覚えました。

この考え方そのものの素晴らしさに加え、
普段取り組んでいることについて、
ある時に、すっと理解が深まったり、閃いたりするときの
喜びはいいものですね。
私の場合、セミナー等の準備を続けている最中、
「すっ」とまるで天から降りてきたかのように
説明を分かりやすく図式化したものや、
トピックの構成などの考えが沸き起こることがあります。
あなたの場合は、どんなときでしょうか?

今日のキャリアに迷ったら効く一言:

あなたの人生について、
ライフ・キャリア・レインボーの考え方に当てはめると
どんな虹を描くことになるでしょうか?
どんな色がいくつあり、どのように変化していく虹ですか?

そして、もうひとつ。

あなたが、
今熱中して考え続けているもの、研究しているものについて、
すぐに納得した解答・充実感が得られなくとも、
時間の経過や、あるきっかけで
理解が深まったり、閃いたりすることがあります。
熟成のための猶予をもつ、といったことも有効です。

by casset | 2010-05-03 21:18 | キャリア・専門知識
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