今日はフィレンツェ2日目。遂にウフィッツィ美術館へ訪問しました。
コの字型の美術館で、適度な規模。ボッチチェルリのヴィーナスの誕生・春、レオナルド・ダ・ヴィンチの東方三博士の礼拝等々、美術史上の重要な作品の数々に圧倒されました。
今回、いろいろ気づきを得ることができました。例えば、、、
1.広く認められている作品の殆どは、オーラを放っていることを痛感。
構図、色、タッチ、人物画の場合には表情が、同じ時代に描かれた他の作品とは一線を画しています。(ボッチチェルリのプリマベーラには圧巻。全体の持つパワーと細部にまでこだわったタッチが素晴らしかったです)
2.本物を観ることの大切さ。
1)師のヴェロッキオが観て自らの腕を越えていると驚嘆した、レオナルド・ダ・ヴィンチの受胎告知の観たのですが、確かに実際の作品を観ると、今まで本では感じ取れなかった違いを感じることができました。
2)マニエリスムの手法で描かれた絵は、形がデフォルメされており、その形の不自然さが気持ち悪いと思っていました。が、実際にパルミジャーノの絵を観たら、絵全体が持つバランスとパワーで、デフォルメが全然気にならず、むしろ自然に受け入れることができました。
3)コレッジオの絵も、本物を観て初めて素晴らしいと感じることができました。(以前は写真だけで、それほどよいとは感じていなかったので)やわらかく包み込まれるようなタッチ。特に人物の顔の表情は素敵でした。
といった具合に、フィレンツェでの本物との対面が続きます。