Vol. 257
お陰様で、「キャリアがどんどん伸びる人=略してキャリ伸」を
継続しておりますが、
今回、並行して、新企画を立ち上げました。
題して、「成功理論家の教えをキャリア開発の視点でみると」
今日は、その第1回目をお届けしますね。
我が家には、キャリア開発に関連する著書のほかに、
様々な成功哲学・理論家の本があります。
中村天風氏については、東郷平八郎、原敬、松下幸之助、
ロックフェラー3世などが心服したと伝えられていることもあり、
はじめは「いったいどういう人で、どのような考えをもった人なのだろう」
という、単な興味から氏の本読み始めたのですが、、、
何冊か天風氏の本を読んでいくうちに、
こうした方々が心から尊敬した方であることが
納得できるようになりました。
今後、そんな天風氏の教え、言葉を取り上げ
キャリア開発理論での観点での考察をしていきたいと思います。
今日は、この言葉から・・・・
人の心はその人をつくりもし、また、壊しもする
~天風成功金言・至言100選より~
キャリア・カウンセリングにおける主要な理論である、
ドナルド・E・スーパーの「自己概念」では・・・
職業的発達理念において、中核をなしているのは「自己概念」
(自己イメージ)であり、この概念でいわんとしていることを、
天風氏は、短くわかりやすく説いているように思えてなりません。
スーパー氏による「自己概念」では、
肯定的な自己概念と否定的な自己概念があり、
人は誰でも両方の自己概念を持っていて、
肯定的自己概念は、人を積極的に行動させる力となる、と説かれています。
そして、次のステップや未知の課題や変化に対しても、
積極的に自分を開いていくことを動機づけるエネルギーとなります。
一方、否定的自己概念は、自己に対する自信を失わせ、
自尊感情を低下させます・・・・
特に、変化が激しい現代社会では、
できるだけ肯定的自己概念を形成しておくことが望ましい!
この自己概念は、適切な職業選択では大変重要で、
この肯定的な自己概念を形成するには、
日常接している人(子供、家族、生徒、従業員、友人など)
から与えられるフィードバックが大切、とされているのです。
この概念、分かっているつもりでいても、
常時「肯定的」を保てるか、は
環境や普段からの心がけなどが必要で、
簡単そうでいて、実は非常に難しいのではないでしょうか?
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